Javaは生活のいたる所にある
世界中の幅広い分野で活用されているプログラミング言語のJavaは、エンジニアの求人数も豊富です。Javaの開発当初は家電製品向けに開発が進められてきた言語でしたが、現在ではJavaを使って開発できるものの幅が大きく広がっており、日常生活からビジネスシーンまでありとあらゆるところにJavaの技術が活用されています。
アプリ開発やWeb系の開発で大活躍
世界的な規模でシェアを広げ続けているAndroidアプリのほとんどは、Javaを使用して開発されています。Java以外のプログラミング言語でもAndroid開発は可能ですが、多くのエンジニアがいまだにJavaを選択しています。さまざまな言語を組み合わせて開発するWebサイトにもJavaが多く使われています。Webサイト開発といえばフロントエンドのHTMLとCSS、バックエンドのPHP、Rubyあたりが有名ですが、Javaを使用しているケースも数多く見受けられます。Twitterなどの大規模なWebサービスも、Javaで開発されていることが少なくありません。TwitterはもともとRubyで開発されていたWebサービスですが、大量のツイートを処理するためJavaに変更されました。
業務系システム・家電製品
金融系をはじめとする企業の大規模業務システムの多くはJavaで開発されています。Javaは安定性と安全性に優れている言語ということで、金融系や交通系などの公益性の高いシステム開発との相性が抜群です。デスクトップアプリについては、オフィス系ソフトのOpenOfficeやブラウザのFirefoxの一部など、さまざまなデスクトップアプリでJavaが使用されています。冷蔵庫やテレビ、洗濯機、ブルーレイプレイヤーなどの家電製品も、Javaでプログラミングされています。また、カーナビゲーションシステムの中にもJavaで開発されているものがあります。家電製品のOSにはLinuxがよく使用されるので、家電製品の開発を行うJavaエンジニアを目指すならば、Linuxでの開発環境を身につけておくようにしましょう。
注目のIoT分野にも広がっている
近年急成長を遂げているIoTの分野にもJavaが積極的に活用されています。IoTとは「モノのインターネット」と呼ばれているもので、自動車や家電、医療、物流、農業などさまざまなシーンに導入されつつあります。Javaを提供しているOracle社も、JavaのIoT分野への進出に力を入れており、大手メーカーとタッグを組むなど積極的に普及への取り組みが進められています。